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11話 執筆を終えた充実と孤独と虚心

 ほぼ一年間の執筆では、複雑系を整理するような状態で、終着点の姿が右往左往していたので、「何を書いている?」の繰り返しでした。

 やっとたどり着いた『気候変動での生き様』は、自然界の人類が人間界を作っている、このバカげた視点、この論調にたどり着いています。

 ですから、一人一人の生き方は、他のご専門の方々にお任せして、個々人の「シンクグローバリー・アクトローカリー」での生き様について、しかも十人十色として、環境オタクの“理”で無責任にまとめています。

 そして、AI翻訳で世界の人々がこの“生き様”を考えるとしても、この本が読める生活レベルの方々を対象に、ガイアでの気候変動からの波及を話し掛けています。

 このように設定してしまうと、既にSDGsではありませんね。

 “生き様”を考えることができる人々を対象にしていますから、人類の約半数を無視していることになります。

 この現実も受け入れて、新しい人間界への進化の中で、自身の居場所の確保ができることを示したつもりです。

 安住と信頼の器での“安心と豊かさ”を求めて、自身の和みを感じつつ「生き甲斐を見付けていく」ことが望ましい姿だと思っています。人それぞれで。

 十人十色ですから、今の暮らしが満足か不服かなど個人差があることに思いを寄せて、自身の欲求に生き甲斐を持つことが出来るよう、そして、何よりもガイアの人類として、アクトローカリーが実践されれば、そこに『自分ごと化』による気候変動への対応があるでしょう。

 その時には、シンクグローバリーでの人存エネルギーの使い方が、大きく変化すると期待しています。

 このような考え方、“理”は、奈良環境知足庵の孤独な屁理屈かもしれません。

 しかも、「“理”に合わないから非合理だ」と言われても、「“理”が無いから合わせようがない」と言い返してしまう、合理外という開き直りもありますので、・・・。

 そう、これには、抵抗感もあるでしょうから、2月に出版予定の『気候変動での生き様』も、読みづらいかも知れません。

 この執筆の前には、『チョウの舞うガイア』を奈良環境知足庵のホームページに掲載したのですが、それはCOOL CHOICEの君野イマさんとミライさんの語らいで書きましたので、気楽に読めるようにしたのですが、『気候変動での生き様』は、世に問い掛ける意識もありましたので、ほぼ全力投球で書いたかも知れません。

 分不相応な執筆と思いつつ、公園のベンチでボンヤリと雀を探してみます。

 
 
 

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