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21話 虹の色って、七色のはずなのに

 大空に描かれる美しい虹。

 心を和ませてくれますが、はて、この虹が七色だということは、間違いないでしょうか。

 もし、あなたが「科学的」を重視するのであれば、虹の色が七色と言うのは「子供までの感覚だ」っことに。

 環境オタクの“理”は、もう少し違っていて、赤橙黄緑青藍紫があっても、例えば赤と橙のどこに「色の境があるのか」は、決められないという「科学的」です。

 『気候変動での生き様(仮)』でも、いろいろな事象の整理をしたり、組織・構造・仕組み・制度や、知・技・権・財の人存エネルギーなどのオタク造語もありますが、明確な定義などは避けています。

 このため、明確な区分や定義の無い概念は、「科学的ではない」と言われそうですね。

 ガイアや複雑系の概念もその類ですが、まだ不知の自然現象を取り上げて、「だから気候変動は偽善だ」という科学的な科学者も居ます。

 きっと、虹の七色は「何億色に区分すべきか」、その疑問を追求する賢い科学者なのでしょう。

 私は、複雑系の考え方やガイアの概念と同じように、曖昧なままで、したがって、科学的ではない捉え方で、「まぁ、こんな程度」としています。

 曖昧性は、緑色なのに「青信号」って言われたままですから。

 ただ、子供の理解のような「地球にやさしく」という、幼児の世界観ではありません。

 それに、「認識」を「理解」するにも、「認識」でのアンテナ、五感の錯覚にも留意しています。

 甘さの強調に微量の塩を加えるとか、ふくよかな香りにオナラの成分のスカトールが混ざっているとかで、味覚や臭覚が騙されたり、伝言ゲームのような聞き違いや、箱の穴に手を入れて「何が入っているか」当てるクイズでも、触った瞬間の感触は異物を言い当てるなど、聴覚・触覚も、頼りない状態です。

 ここで、五感の残り、視覚の不思議も確認しておきましょう。

 左右の線の長さと、左右の円の大きさは、同じですよね。

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 さて、大掃除で骨折した家内は、ギブスをしたままで今年も終わります。

 地球沸騰化の現在、気候変動が〔不易〕であることはギブスをはめたままで、トランプさんが大統領になる年を迎えます。

 〔認識〕を新たにして、科学的ではない「まぁ、こんな程度」という概念の〔理解〕で、近々出版予定の『気候変動での生き様(仮)』にお付き合いください。

 
 
 

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『気候変動での生き様』 を出版します

環境技術職として40年間、大阪府に奉職していた環境オタクは、心の半分で【社会性システム】と【人存エネルギー】の観察をして来た経験則から、自然界の不易の中に居る人間界でのカーボンニュートラルを眺めて、気候変動のピークが、CO2排出量ピークの数10年後に最大になり、かつ、その頃...

 
 
 
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