14話 人間界の象徴?! トランプ風の生き方
- 奈良環境知足庵
- 2024年11月7日
- 読了時間: 3分
昨年末から書いていた『気候変動での生き様』の執筆では、〔もしトラ〕という事変にも留意しながら、世界での社会・経済の潮流も眺めていました。
そして11月6日、巷の予想よりも大幅に早く、トランプさんの勝利宣言が“公認”されましたね。
いずれにしても、米国大統領選での赤と青の「凄まじい対立」は、トランプさんの【生き方】から発せられていたと思います。
コロナ禍によるパンデミックは3年間でしたので、これは約1年の短い社会実験になるのですが、強烈なトランプ風【生き様】は、人間界での人類の【生き様】という姿を見せてくれたようです。
南北戦争時代のような米国での対決の“器”、対決構造という社会性システムは、単に米国内だけに留まらず、そう、この日の東証株価は1000円を超えて、6日の米株式市場でも大きく上昇し、主要3指数がそろって最高値をつけました。為替での円安も。
米国の民意は、「理念先行型」と「威圧罵倒型」の対決で、威圧罵倒で集権する“器”に、〔安心と豊かさ〕の欲求を強く感じて、その社会性システムへの帰属をしたのでしょう。
シンクグローバリーの「シンク」ではなく、アクトローカリーの「アクト」が、身近で目先の〔安心と豊かさ〕になったと思いますので、これも、不易の中でこれから4年間の流行として、人類の【生き様】になりますね。ガザ紛争やウクライナ戦争の先行きも巻き込んで。
さて、1年間の社会実験で、何が観えたでしょうか。
トランプさんは、自分が再選した場合には、司法省を動かして「自分を追い落とした人々を追及する」と公言していましたね。
これは、韓国で前大統領が負けて交代する時、よく発生している社会事象に似ています。
もちろん、自民党での裏金問題で衆議院解散した岸田内閣後、自民総裁選でのゴタゴタや、それを根に持った総選挙後での与野党対決も、類似のパターンに観えます。
このようなゴタゴタではなく、気候変動の対策でも、米国でのインフレの原因は、ガソリンなどの燃料費高騰にあるから、化石燃料の採掘への投資強化と、パリ協定からの再離脱による気候変動問題の無視が、待ち構えています。
何よりも、社会潮流の視点で見逃せないのが、ソーシャルメディアの浸透です。
大統領選での良識的なマスコミもありましたが、民意にはナッジ効果も小さく、メディアの交代が現実のように思えましたね。
そう、選挙に関する「不正確な情報を拡散させることは、非常に無責任だ」とか、「民主主義を腐敗させ、外部勢力・敵対勢力に利するだけだ」と言うのは、時代遅れかも。
トランプさんの【生き方】は、ソーシャルメディアでの社会性システムが、より力強い“器”として、〔安心と豊かさ〕が共鳴・鼓舞していく【生き様】に反映されていたと観ています。
さぁ、〔もしトラ〕で書き上げた『気候変動での生き様(仮)』は、〔確トラ〕で時点修正が・・・。
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