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14話 人間界の象徴?! トランプ風の生き方

 昨年末から書いていた『気候変動での生き様』の執筆では、〔もしトラ〕という事変にも留意しながら、世界での社会・経済の潮流も眺めていました。

 そして11月6日、巷の予想よりも大幅に早く、トランプさんの勝利宣言が“公認”されましたね。

 いずれにしても、米国大統領選での赤と青の「凄まじい対立」は、トランプさんの【生き方】から発せられていたと思います。

 コロナ禍によるパンデミックは3年間でしたので、これは約1年の短い社会実験になるのですが、強烈なトランプ風【生き様】は、人間界での人類の【生き様】という姿を見せてくれたようです。

 南北戦争時代のような米国での対決の“器”、対決構造という社会性システムは、単に米国内だけに留まらず、そう、この日の東証株価は1000円を超えて、6日の米株式市場でも大きく上昇し、主要3指数がそろって最高値をつけました。為替での円安も。

 米国の民意は、「理念先行型」と「威圧罵倒型」の対決で、威圧罵倒で集権する“器”に、〔安心と豊かさ〕の欲求を強く感じて、その社会性システムへの帰属をしたのでしょう。

 シンクグローバリーの「シンク」ではなく、アクトローカリーの「アクト」が、身近で目先の〔安心と豊かさ〕になったと思いますので、これも、不易の中でこれから4年間の流行として、人類の【生き様】になりますね。ガザ紛争やウクライナ戦争の先行きも巻き込んで。

 さて、1年間の社会実験で、何が観えたでしょうか。

 トランプさんは、自分が再選した場合には、司法省を動かして「自分を追い落とした人々を追及する」と公言していましたね。

 これは、韓国で前大統領が負けて交代する時、よく発生している社会事象に似ています。

 もちろん、自民党での裏金問題で衆議院解散した岸田内閣後、自民総裁選でのゴタゴタや、それを根に持った総選挙後での与野党対決も、類似のパターンに観えます。

 このようなゴタゴタではなく、気候変動の対策でも、米国でのインフレの原因は、ガソリンなどの燃料費高騰にあるから、化石燃料の採掘への投資強化と、パリ協定からの再離脱による気候変動問題の無視が、待ち構えています。

 何よりも、社会潮流の視点で見逃せないのが、ソーシャルメディアの浸透です。

 大統領選での良識的なマスコミもありましたが、民意にはナッジ効果も小さく、メディアの交代が現実のように思えましたね。

 そう、選挙に関する「不正確な情報を拡散させることは、非常に無責任だ」とか、「民主主義を腐敗させ、外部勢力・敵対勢力に利するだけだ」と言うのは、時代遅れかも。

 トランプさんの【生き方】は、ソーシャルメディアでの社会性システムが、より力強い“器”として、〔安心と豊かさ〕が共鳴・鼓舞していく【生き様】に反映されていたと観ています。

 さぁ、〔もしトラ〕で書き上げた『気候変動での生き様(仮)』は、〔確トラ〕で時点修正が・・・。

 
 
 

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